日曜日の午後、
夕方のハイボールタイムまで、
旅の相棒のお手入れ。
J. M. WESTONのゴルフと
取材の旅をいっしょにするようになって20年以上になる。
どんな厳しい場所でもバシバシ歩ける頑強さと、
靴を脱がなくてはならないところでも、
その佇まいをみて恥ずかしくなることのない
エレガントさを兼ね備えている。
スーツにもデニムにも映える懐の深さも心強い。
たしかに履きこむほどに、
革は輝きやハリを失い、傷もつくけれど、
それこそいっしょに時間を過ごした証。
シワを味わいに変えるのは
その靴が持つ質と履く人の愛しみだと思う。
だからこそお手入れは怠らず、
汚れを落として、クリームを塗りこんで、
ワックスで仕上げる。
好きな音楽やラジオを聴きながら30分。
何ヵ月に1回の手入れと、
数年に1度の踵のラバーの取り替えさえ
怠らなければ、
10年でも20年でも30年でも履くことができる。
ここ数年の値上がりには、
目が点になって、手も足も言葉もでないけれど、
長い目でみれば高い買い物ではないと思う。
今年は、あと、宮城、熊本、北海道の取材が控えている。
頼むぜ、相棒。
コロナウイルスにかからない、うつさないことを
徹底的に気をつけながら
いっしょに乗り越えて行こう。